女性ホルモンは35才頃から徐々に低下し、45才頃から急激に減少。
更年期以降はほぼ「ゼロ」になります。
この急激に変化する45才~55才を「更年期」といいます。
この期間にも症状の感じ方も個人差がありますが、約9割の女性が更年期に様々な症状を感じ、そのうち4人に1人が生活に支障がでる「更年期障害」になります。
症状は本人の意志ではコントロールできません。
「気の持ちよう」ではありませんので、正しく周囲に認知してもらうことと、ケアが必要です。
~この時期の女性の体で起こっていること ~
この時期になると卵巣の機能が衰え、
卵巣から分泌されている女性ホルモン
(エストロゲン)の量が減少します。
すると…
脳は盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌
↓
卵巣からエストロゲンを分泌するように催促
↓
必要な量のエストロゲンを分泌することが出来ない
↓
エストロゲンは減少し、卵胞刺激ホルモンが増加する
「ホルモンバランスの乱れ」が起こる
その結果…
体のすべてをコントロールしている「自律神経」もパニックに!
更年期はこの
● 自律神経の乱れと
● エストロゲンが減ることにより起こること
によって引き起こされる症状の数々です。
症状の重い方は婦人科の助けをかりることがまず最優先です。
その上で、ご自分でできること。
病院では改善が難しいこと。
これらを積極的に試してみてはいかがでしょうか?
それは「姿勢をよくすること」だったり、
「薬を使わずに血流を良くすること」だったり、
「薬ではない植物の力を借りること」だったりします。
今までは家族優先、お仕事優先でがんばってこられた40代~50代の女性のみなさま。
最近「あれ?私ってこんなだったかしら…」と思うことはありませんか?
それは痛みだったり疲れだったり、美容の衰えだったり、怒りやすさだったりと様々ですが、今までの自分との違和感がないでしょうか。
それもそのはずで、体の中では劇的な変化が起きていて、それに順応しようと体中が必死になっています。
(私自身、皮膚科・泌尿器科・整形外科とここ数年、様々な病院をめぐりましたが、そのすべては更年期によるものでした(^_^;))
この地にサロンを開いて10年がたちますが、多くいらっしゃる同年代のお客様にも、あまりにもお疲れだったり、思い当たるふしもないのに肩こりだったり腰痛だったりといった症状があり、この年代の女性はホルモンバランスの変化を抜きには語れないのではないか??と思い始めました。
そこで更年期について学び直し、この女性のターニングポイントの過ごし方が、今後のおからだの状態を分けるということを知り、ますますその重要性を感じました。
そこで今後は施術や情報紙などで、更年期からの女性をサポートしようと思うに至りました。
この時期を気合で乗り切ることも可能ですが、これからのご自分に投資することもできる時期です。
こちらにお越しになられると、きっと今までよりも姿勢に対する意識や、ご自分の体調に対する関心が高まったと感じていただけると思います。
その違いは今後年齢を重ねていく上で大きな違いだと思います。
丈夫な骨、柔らかな筋肉、流れに乗る免疫細胞で守られた体、代謝する若々しい細胞。
対して、もろい骨、硬い筋肉、次々と病気にかかり、同年代より老けている…。
極端なたとえですが、その差を生むのが更年期の過ごし方なのだと思います。
サロンにしろ、生活習慣にしろ、これは良い!と思った事はぜひ続けてください!(^^)!
私自身も今後、「これは良い!」と思った事はどんどんサロンに取り入れてゆきます。
またお伝えした方が良いと思った情報はどんどんお伝えします。
気を付けるべき点さえ押さえれば、ホルモンに振り回されなくなったポスト更年期は
きっとバラ色です!
どうぞ一緒に楽しく年をとってゆきましょう!
更年期ナビゲーター 吉岡千枝