からだにある大切な4つの流れのうち、フーレセラピーが改善させるのが「血液」「リンパ液」の流れとするならば、
姿勢改善の手技によってより活性化するのは「神経」と「脳脊髄液」の流れです。
それは神経の圧迫を防ぐための自己防衛反応と考えます。
本来ヒトの体は、S字にカーブした背骨で頭の重さを分散させています。
ですが背骨に負荷のかかる不良姿勢になると、背骨の中の脊髄、そしてそこから全身に伸びる神経が圧迫されることになります。
その圧迫を防ぐため、筋肉を硬くして圧迫から神経を守る、それがコリの正体であると考えます。
全身を硬くして神経を守る姿勢が常態化してしまうと、夜寝ていても筋肉は緊張し続けます。
「寝ても疲れがとれない…」これはその注意信号です。
つまり寝ても取れない疲れも、慢性的なコリも根本原因である「不良姿勢」を改善しなければ、解決しないということです。
生活していく中で、長い時間とっている姿勢や、年齢による筋力の衰えなどで、知らず知らずのうちに姿勢は変化してしまっています。
背骨を支えて姿勢を決める筋肉は「多裂筋」や「回旋筋」と言われる、背骨まぎわの小さな筋肉です。
それを一つ一つ指でとらえてほぐしていくのは、痛みもあり現実的ではありません。
そこで当サロンでは、背骨に沿って順番に背中を20分程度揺らす手技を採用しています。
痛みはなく、寝てしまわれる方も多くいらっしゃいます。
背骨を固めている筋肉がほぐれると、体は頭の重さをストンと地面に落とせる位置を探し始めます。
無理な姿勢で頭の重さを支えていた、首や肩・腰や膝の筋肉は瞬時にほぐれます。
神経の流れが活性化し、内臓や手足に至るまで、脳とのやりとりが活発になります。そのことで自然治癒力がしっかりと働き始めます。
また自律神経が整い、更年期症状をはじめとする全身症状が緩和・改善することも少なくありません。
脳脊髄液の流れも促進され、脳自体の活性化にもつながります。
初めて伺ったときは、肩こりから頭痛、吐き気でいくら薬を飲んでもよくならない状態でしたが、1回の施術で背中に鉛をしょっていたからだがすっかり軽くなり、とても楽になりました。
それ以降、月に1度伺っていますが、今では薬いらずになりました。
元々強めのマッサージでなければ効果を感じる事が出来ないほどの凝り性です。こちらではその効果を感じる事が出来ました。指圧やマッサージのお店はちまたにあふれていますが、力加減や範囲に不満が残ることが多く、1日に2店舗をハシゴして回ったりもありました。こちらの新しいマッサージ法は1度で全身のコリをほぐしてもらえました。
十余年前、フーレセラピーサロンをオープンをしましたが、何度通われてもまた元の辛い状態に戻られるお客様がいらっしゃることが気になり始めました。
根本から不調を改善するには、繰り返す原因を取り除かないといけないのでは?
そう思い始め、まずは様々な骨盤矯正法を調べ、安全なSPAT法と操体法に行きつきました。
骨盤矯正と操体は一定の効果を得られ、特に腰痛の解消には大きく役立ちました。
けれど岩のように固い肩こりや、木のように固まった首のコリは、時間をかけてほぐしても、次に来られるときには同じ状態になっていらっしゃいます。
その解消法を探していた折、DRTという施術技術と出会うことで、その原因がわかるきっかけが訪れました。
次第に私の視点は、骨盤から背骨へと変わってゆきました。
そしてそこで分かったこと、
繰り返すコリの本当の原因は、歪んだ背骨による、神経の圧迫にあったということ。
つまり、背骨にゆがみのある方は、人間の中枢である大切な神経回路がこれ以上圧迫されないよう、筋肉は必死に固まってプロテクトしているのです。
ということは、背骨のゆがみを解消することで、神経回路が正常に働きだし、神経回路が正常に働けば、コリは自然と解消するという事なのです。
そして神経回路が正常に働けば、コリが解消するだけでなく、内臓や自律神経など、全身の状態が良くなる可能性が高いということを知りました。
そこで、背骨を固めている細かな筋肉を安全にほぐし、背骨や首の骨のゆがみを取る必要性を私に教えてくれたDRT法を学び、インストラクター資格を取得しました。
そしてSPAT法と共に施術に採用しました。
背中をゆらゆらと揺らし、背骨を整える事で、
触れてもいない肩のコリが一瞬でなくなり、ふくらはぎの圧痛や、坐骨神経の痛みまで軽快される、そんな事象を目の当たりにするようになりました。
その結果、多くのお客様は通うたびに徐々に体調を良くされていきました。
●慢性のコリを抱えていた方がこらなくなったり
●生理前後の頭痛などの不調がなくなったり
●股関節の違和感が消えたり
●原因不明の腕の痛みが消えたり
●背中を曲げてしか歩けなかった方がしゃんとしてスタスタと歩けるようになったり
・・・そんな状況が次々と起き始めました。
またそれらの施術とフーレセラピーは非常に相性が良く、根本を改善した後、全身の大きな筋肉を高い圧力で踏んでいくことで、血流とリンパの流れを劇的に改善せます。
栄養と酸素が全身をめぐり、老廃物はしっかりと回収されることで、体は芯からほぐれ、元気を取り戻し、施術の効果を長持ちさせることができます。
心身ともに安心されるので、施術中にお客さまはほぼみなさま眠ってしまわれます。
こういった理由で、当サロンではフーレセラピーと共に姿勢改善の手技を同時に行っています。
①DRT(ダブルハンドリコイルテクニック)
・・・ゆがみが固定化してしまっている背骨に沿って背中を揺らしていく事で、背骨に可動性を持たせ、歪みを解消します。歪みの解消で、圧迫されていた神経回路が正常に機能しはじめ、そのことでプロテクトしていた筋肉が一瞬で緩み、コリが解消されます。カイロプラクターが開発した手技で、きわめて安全な手技です(念のため、当サロンでは炎症の起きている急性期の方への施術はお断りしています)
②操体法(そうたいほう)
・・・「治す方向は自分の体が知っている」という理論のもと、少々の抵抗をかけながら体が気持ちよく感じる方向へ動かすことで、筋肉の緊張を取り、体のねじれ・歪みを解消させる手技です。
例えばねじれたドライヤーのコードを元に戻すとき、支点を決めてドライヤーをぶら下げれば、勝手にねじれを戻す方向へ回りますよね。
人の体も同じで、「抵抗をかける」ことで支点を作り、あとは気持ちの良い方向へ体を動かせば自然とねじれは取れるというものです。
受ける方の感覚を最優先して行ないますので、痛みや嫌な感覚を伴う動きがなく、どなたでも受けられる極めて安全な手技です。気持ちよさをしばらく味わってから脱力してもらうと、さっきより体が楽になっていることを体感できると思います。
③SPAT骨盤矯正法
・・・上記の操体法を行い、「動かすのが不快な方向」から筋肉の張りや骨盤の歪みを診断します。また操体法を用いて筋肉の緊張を取り除いた上で、弱い矯正力を加え、歪みを矯正します。
医師の開発した、こちらも安全な手技です。